FC2ブログ

ダーレム音楽の夕べ:三味線&ピアノ

3月15日にベルリン日独センターで行われた上妻宏光さん(津軽三味線)と秋田慎治さん(ピアノ)のイベントに行ってきました。
もうね、本当にかっこ良かった!かっこよすぎる!!この一言に尽きます。

大学生の頃、アメリカで活躍されている姿をテレビで見て
「死ぬまでに絶対NYでのパフォーマンス見るぞ!!」と決めていましたが
まさかここベルリンで叶うとは・・・。

しかもクラブでもライブハウスでもなく、まるで公民館のようなこんな場所で。
IMG_0746.jpg
(注:すみません、日独センター自体は素敵な建物です。笑)

観客はドイツ人の年配の方々ばかり。
意外に日本人は少なかったです。

あんなにクールな音楽を作り出す人達はどれだけお高くとまっているのだろうと思ったら(失礼。笑)、なんとまぁ、素敵なお二人!初心者にも分かりやすく三味線についてお話してくださり、ドイツ人の方々もなじみのない三味線に釘付け。そして三味線だけでなく、上妻さんの謙虚さとか真の日本人らしさとか、そうゆうものがすごく伝わった数時間だったのではないのでしょうか。

また気分が沈みがちになりそうなことも多い日本ですが、こうやって東北・日本に伝わる文化の素晴らしさを、前向きな形で外国に伝えていくことも、これからは必要なんだと気づかされたイベントでした。

それにしてもこんな公民館のようなところでさえ、自分達の世界を瞬時に作ってしまうのは本当にすごい!日本に興味がなくともお二人の音楽は受け入れられると思うので、次は欧州の若者が集まるイベントでもやってほしいなぁ。。そして日本の文化や可能性をどんどん広げていってほしいです。

私はと言えば・・・
やっぱりアメリカでもパフォーマンスを見てみたい!日本の伝統音楽である三味線がどんな風にアメリカで受け入れられているのか見てみたい!
この目標を持って、社会復帰後は一生懸命働きたいと思います(笑)

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



辻井伸行リサイタル

小さい頃、実家の2階から聞こえてくる姉が弾くピアノの音を聞くのが好きでした。

今考えると、姉はピアノが大好きということもなく、必死に練習している姿も見かけませんでしたが(笑)、そのピアノの音は、3歳年上の彼女の存在の大きさを感じさせてくれるものの一つでした。自分にはまだ弾けない曲を伴奏する度に、「お姉ちゃんはすごいなぁ」とよく思ったものです。

ふとこんなことを思い出してしまった、辻井伸行さんのリサイタル。
世界で活躍する彼のリサイタルに行って、こんな個人的な思い出を語って申し訳ないのですが、なんだか色んな意味で感動させられました。

14.03.12 Berlin,Konzerthaus
IMG_0737.jpg
み、見えない・・・(涙)
IMG_0740.jpg
Kl.Saal

盲目の天才ピアニストとして知られる彼。個人的にはヴァン・クライバーンコンクールで優勝された際、もしも目が見えたら何が見たい?と質問され、「やっぱり両親の顔が見たい」と答えていた姿が印象強く残っていました。

そんな彼がベルリンでリサイタル。
知ってしまったら、行かないわけにはいきません。
私はインターネットで予約しましたが、当日チケットを購入されている方の姿もみかけました。日本人に交じってドイツ人の姿もちらほら。
日本とドイツ、やっぱり音楽や芸術との距離感は、全く違いますね。

そしてここから先は、音楽の知識がある方は、絶対に読まないでほしいのですが(笑)

ピアノってこんな音が出るの?と単純に感動しました。これまで私が聞いていたピアノの音と全く違う!と。
モーツアルトのピアノソナタ第11番くらいはド素人の私でも知っていますが(トルコ行進曲とか小学生の発表会の定番だし)、それにしてもこれまで聞いたものと違いすぎるでしょ!と。。

私ももう少し真面目に、ピアノの勉強をしていたら、もっと違った感動が出来ただろうなぁと思わずに居られませんでした。もっとテクニックとか曲の広がりとか流れとか、そういったところまで他の人との違いを体感できたんだろうなぁ。

私は小さい頃、ピアノの音を聞いたり、指や弦の動きを見るのはとても好きだったけれど、ピアノの先生のお家に行くのが嫌いだったんです。だからすぐに辞めてしまった。その先生は、笑っていても目は笑っていないというか・・・なんだか神経質な部分が見え隠れしているというか・・・。勝手に子供の私が思い込んでいただけかもしれないけど。

次の生徒の予約が入っていない時、先生は自分でピアノを弾いたりもしていて、もちろんそれはとても上手なんだけど、私にとっては姉のピアノの音の方がよっぽど優しくて、聞き心地の良いものでした。

リサイタルの最後には、震災で被災された方々に捧げられた曲が。
「地震」という一言を聞いただけで、そこに居た日本人の面持ちや姿勢が変わった。そこに居たドイツ人の方々も、それを肌で感じたはず。

最後には音楽の力で心を少し癒されて、コンサートハウスをあとにしました。

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

ベルリナーレ2

2012年ベルリナーレもついに閉幕。
開催中、BVGのストがあったりと何かとお騒がせなドイツではありましたが、開催前から昨日まで、いろんなワクワクを味わうことができました。

私も「レンタネコ」「GATTU」「My Way」の3本を見て、久しぶりの映画に幸せをもらい、また色々と考えさせてもらいました。やっぱり映画は良いですね。

そもそもベルリンに来る前から楽しみにしていたベルリナーレですが、1月頃でしょうか、大好きな荻上直子監督の「レンタネコ」が出品されると聞き、そこから既に私のベルリナーレは始まっていました(笑)
荻上監督の作品って色使いもキレイだし、出演者もなんとなく素敵な人が多くて、日本でもおしゃれな若者にも人気だけど、それだけじゃない。
シンプルだけど深いというか、シンプルだから深く感じられるというか、日本人特有の視線を持った人だと私は思うのです。
というと、あたかも古くからのファンのようですが、私のファン暦は極めて短いです(笑)

NHKのトップランナーに監督が出たとき、家族やら友達やら、とにかく色んな人から「*ny*にそっくりな人がテレビに出てる!」という報告を受け、そのとき仕事中だった私は、後日監督について調べ始めました。
今はyoutubeなんかで、気軽に検索できるから良いですよね。
で、見てみたものの、「なんだか面白い人だな~」と思ったものの、どこが自分に似てるのか全く分からなかった。

それでもストーカーのように調べ続けた私(笑) 何でそんなに気になったのかは謎。
そんな私のお気に入りは、「ほぼ日」でのインタビュー
もくじの一行ずつを読むだけで、監督の魅力が伝わります。さすがだな、ほぼ日。

その後、ようやく監督の作品をいくつか見て、見事に嵌ってしまったんですね。
あの人が、これを作ったんだ、と。

その監督の作品が、ベルリンで見れる!!
そう思っただけで、浮き足立った私ですが、見事に初回も最終回もチケットが取れず(インターネットも窓口も即完売!人気度としてはかなり高かったはず)、結局、中日に行って参りました。
「ほぼ日本人だろうな~」と思っていたものの、実際には、ほとんどがドイツ人。
笑いのつぼや反応が、やっぱり日本人と違くて、面白かったです。

作品については、まだ日本で公開されていないので書きませんが、
映画が終わったとき、拍手が起こって、なんだか日本人としてとても嬉しく思いました。

DSCF6901.jpg
この1週間ちょい、ずっと一緒だったチケットたち。
汚く見えますが、正真正銘、典型的なA型日本人です。あしからず。

そして、2作品目のインド映画「GATTU」もとっても良かったです!
こちらもインターネットでは完売済みで、販売日にpotsdamer platzまで行って購入しました。

インド映画ってやっぱりさすがで、テーマがとてもシンプルでも、エンターテイメント性に長けている。音楽の選び方とか使い方とか、躍動感の表現の仕方とか、さすがだなぁ、アートだなぁ・・・と素人な私ですら思います。

そもそも、インドは600以上の言語(方言)を持つ国。
また「IT・数字に強いインド人」である一方で、識字率等が未だ低い国でもあります。
そのインドで大衆文化として、君臨し続ける映画産業はやっぱりさすがなのだと思います。

私が見た回では、授業の一環としてやってきたベルリンの小学生が席のほとんどを占めていて、映画を見たあとの、制作者側と小学生との質疑応答もとても素晴らしいものでした。

「どうしてGattu(主人公)はpoorのですか?」という小学生の質問に、
制作者側が複雑な表情をしながら
「彼がpoorなのはお金に関してだけです。彼には夢や希望がある。大きな未来がある」と答えていたのが印象的でした。

さて、3作目は「May Way」なのですが、だいぶ長くなってしまったので、これについては、また機会があれば書きたいと思います(笑)

この1週間、ベルリンで色んな国の人とベルリナーレを感じられたこと。
やっぱり今、ここに居られて、幸せだなと思います。

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

ベルリナーレ1

「2月」「ベルリン」・・・と続けば、そう!ベルリナーレです!
誰ですか、「凍傷!」とか言いそうだったのは。(私です)

私、それほど詳しくはないものの、様々な世界が感じられる映画が大好きなのです。
展開が早い莫大な制作費がかかった映画よりも、登場人物の洋服のボタンの配色まで堪能できるような、素朴で手作り感あふれるものが好みです。

というと、なんだかおしゃれ感漂いますが、アラブ映画・インド映画が俄然好きです。
あ、でもフランス映画も好きですよ。アラブ音楽とかかかってること多いし(笑)

大学生のときはタイ映画が大好きで、「この世界で生活したい!」と思い、
卒業後に半年タイ留学してたくらい。
映画も小説も、私に多大なる影響を与えるので、周囲はそれらを見せたくないようです。

さて、ベルリナーレですが、どれだけ盛り上がるのだろうとわくわくしていたのですが
開催直前になっても、みんな意外にフツー(笑)

周りでそわそわしているのは、私とあと一人くらいで、
せっかくこの時期に滞在できている留学生も特に盛り上がってません(笑)
でも、インターネットでは人気の映画はあっという間にチケット完売しちゃうし
ルームメイトのドイツ人も毎年ベルリナーレには行くって言ってたし
きっとみんな心の底では盛り上がっているはず!・・・真相はわかりませんが。

DSCF6892.jpg

有名人もかなり来ていて、Potsdamar Platzt周辺では人だかりができていたりします。
でも日本やアジアのようなクレイジー感はありません。
昨日もドイツにしては人だかりができていたので、ちょっと後ろで小ジャンプしていたら
背の低い東洋人を哀れに思ったのか、周りの人が「○○○だよ!」と教えてくれました。
「○○○って??」「ほら、トワイライトの!」

・・・???
そーいや私、全国ロードショーされるような映画
荻上監督系かアメリしか知らなかった~;;
そんな東洋人が、ベルリナーレ盛り上がろうとしてごめんなさい(笑)

完全ハテナ顔の東洋人を一番前まで入れてくれた周囲の人々よ、ありがとう。
でもね、顔を見てもまったく見覚えなかったよ、彼に。

ただ、復習を怠らない勤勉な日本人は、帰ってからベルリナーレのHPは見直しました。
はい、しっかり一面トップで見覚えのあるお顔がでてました。
私には亀田さんにしか見えなかったよ・・・

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村